加齢臭の大きな原因となるニオイ成分のノネナールは、皮脂腺に溜まったパルミトオレイン酸が酸化することで生成されます。
このパルミトオレイン酸という物質を構成する成分の主なものは、血中にあるコレステロールなどの老化物質。
この老化物質が皮膚表面にいる細菌によって分解されることでノネナールが生成され、加齢臭の原因となるわけです。
このノネナールは水に溶けにくい性質を持っています。
そのため、ざっとシャワーで汗を流した程度では、ニオイが簡単に取れないというちょっと面倒な一面を持っています。
とはいえ、加齢臭の原因はノネナールの成分だけに限定されているわけではありません。
ノネナールのニオイは汗と混じりあうことでさらに強まりますし、
そもそも加齢臭として感じられるニオイ自体が体臭や口臭、タバコのニオイなどが混じり合ったものだからです。
つまり、加齢臭の原因を取り除くには単独ではなく、複数の方法からのアプローチが有効ということになります。