加齢臭~匂いのメカニズム

加齢臭の最大の原因が「ノネナール」という匂い成分であることが判明したことで、
加齢が原因となってノネナールが増えて加齢臭となるメカニズムもだんだんと解明されつつあります。

人間の血液中には、体内に蓄えられてきた脂肪をエネルギーとして利用するための遊離脂肪酸が存在しています。
遊離脂肪酸はエネルギーを生み出すメカニズムの中でとても重要な役割を持つ物質ですが、
運動などによってこの遊離脂肪酸が使われないままでいると、血中濃度が高い状態になります。

増えすぎた遊離脂肪酸の多くは再び脂肪として体に定着しますが、一部は汗として体外に排出されたり、
皮膚にある皮脂腺から分泌されることになります。

この脂肪分・パルミトオレイン酸が皮脂腺に溜まった状態で酸化するとノネナールという物質が生成され、
これが加齢臭の匂いの原因となるわけです。

加齢臭が発生するメカニズムが解明されたことで、加齢臭への対策は香水などで匂いをごまかすことよりも、
現在は体内の原因に根本から対抗する方向へシフトしつつあります。